渥美半島道路期成経済連合会
ごあいさつ
愛知県渥美半島にある愛知県田原市は、自動車産業を中心に製造品出荷額等が2兆円に迫る有数の産業集積地であり、三河港の自動車輸出台数・金額は名古屋港に次ぐ全国2位、輸入は全国1位で日本のものづくり産業の中核を担うとともに、農業では農業産出額851億円(全国2位)で、コロナ禍においても日本の食料供給基地としての役割を果たすなど、日本経済・食料供給等の重要な役割を果たしております。
また、島崎藤村「椰子の実」が詩たわれた伊良湖岬を中心にコロナ禍以前は年間約310万人の観光客が訪れており、ナショナルサイクルルート指定の太平洋岸自転車道や温泉活用など、現在さらなる誘客に向けた取り組みを進められているところです。
このように日本の経済に重要な役割を果たしている当地域でありながら、東名・新東名高速道路等の高速道路ICから渥美半島先端の伊良湖岬まで90分以上を要するアクセスが非常に悪い地域で、他地域に比べ物流生産性が著しく低い状況である。また救急医療では、119番通報から病院収容までの所要時間が渥美半島先端から救急救命センターである豊橋市民病院(3次救急)まで90分以上、田原市唯一の総合病院である渥美病院(2次救急)まででも60分以上を要し、観光客や後継者不足になやむ農業従事者等が、安心して訪れたり住んだりできない状況であります。
また、南海トラフ巨大地震の津波による災害想定では、緊急輸送道路である国道が寸断され孤立するなど、国土強靱化のための幹線道路の整備が大きな課題であります。
国土強靱化により渥美半島地域のもつポテンシャルを最大限に引き出し、製造業、農業における物流生産性向上、インバウンド・観光交流の推進、安心安全な地域とするため、渥美半島の先端と高速道路とのアクセス向上を図る速達性・定時性の高い高規格道路「渥美半島道路」の早期実現にむけて、関係者の皆様方とともに手を携えて尽力してまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
渥美半島道路期成経済連合会会長
鈴木 照彦
(愛知みなみ農業協同組合 代表理事組合長)
渥美半島道路とは?
「渥美半島道路」は、浜松湖西豊橋道路との接続から半島先端部を結び、東三河中心都市である豊橋市への「東三河1時間交通圏」の実現、高速道路等へのアクセス向上、ならびに国土強靭化を図る道路として、産業生産性向上、救急医療、災害対応などのストック効果が期待される道路です。
令和3年3月策定の新広域道路交通計画(広域道路ネットワーク計画)では、起点を豊橋市、終点を田原市とした渥美半島を縦貫する「渥美半島道路」が「高規格道路としての役割が期待されるものの、調査に着手している段階にない道路」とする「構想路線」とされました。
田原市の工業、農業、観光について
農業生産(第1次産業) 、観光振興(第3次産業)、救急医療、防災における交通課題について
速達性・定時性・信頼性の高い強靭な道路軸(渥美半島道路)の実現について
渥美半島道路期成経済連合会 構成員
(令和6年6月30日現在)
会員(順不動)
事務局
〒441-3421 愛知県田原市田原町倉田10番地の2
電話番号 0531-22-6666 ファックス番号 0531-23-0419
お問合せ:渥美半島道路期成経済連合会